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New Note Classics Best 30

2012/01/18 03:55

ニューノート・クラシックス・ベスト30

視聴

 



ディスク1
1.ニューヨーク・タイムズ / ボビー・ハンフリー
2.ラヴズ・ソー・ファー・アウェイ / ドナルド・バード
3.セイヴ・ザ・チルドレン / マリーナ・ショウ
4.アイヴ・ハッド・ア・リトル・トーク / ホレス・シルヴァー
5.オフ・アンド・オン / モアシル・サントス
6.ジャスパー・カントリー・マン / ボビー・ハンフリー
7.ドクター・マクンバ / アール・クルー
8.ドミノ / ドナルド・バード
9.ラテンファンクラヴソング / ジーン・ハリス
10.レイン・エヴリ・サーズデイ / ボビー・ハッチャーソン
11.フィール・ライク・メイキン・ラヴ / マリーナ・ショウ
12.インサイド・ユー / エディ・ヘンダーソン
13.シンク・トゥワイス / ドナルド・バード
14.ファンシー・フリー / エルヴィン・ジョーンズ
15.ワイプ・アウェイ・ザ・イーヴィル / ホレス・シルヴァー
16.ユー・アー・ザ・サンシャイン・オブ・マイ・ライフ / マリーナ・ショウ
17.モンタラ / ボビー・ハッチャーソン
ディスク2
1.レット・ザ・ミュージック・テイク・ユア・マインド / グラント・グリーン
2.エヴリシング・アイ・ドゥー・ゴナ・ビー・ファンキー / ルー・ドナルドソン
3.スピニング・ホイール / ジミー・マクグリフ
4.フー・ノウズ・ホワット・トゥモロウズ・ゴナ・ブリング / ブラザー・ジャック・マクダフ
5.サイケデリック PI / ロニー・スミス
6.リピート・アフター・ミー / ザ・スリー・サウンズ
7.ポット・ベリー / ルー・ドナルドソン
8.オブリゲットー / ブラザー・ジャック・マクダフ
9.ムーヴ・ユア・ハンド / ロニー・スミス
10.メドレー / グラント・グリーン
11.ウォーク・イン・ザ・ナイト / グラント・グリーン
12.ブック・オブ・スリム / ジーン・ハリス&ザ・スリー・サウンズ
13.ウィーア・イン・ラヴ / リューベン・ウィルソン



1939年、ドイツ出身のアルフレッド・ライオンが米・ニューヨークにブルー・ノート・レコードを設立、その70周年を記念した2009年にニュー・ノート・クラシックス・シリーズがリリースされた。その内容は、60年代、70年代のソウル、ファンク、フュージョンといったグルーヴ感が強く、60年代後半のレコード番号4300番台と70年代のLAシリーズから選び抜かれたアルバムが再発されたものだ。

そしてその中からさらに選び取られた30曲、このオムニバスアルバムに最近はまっている。

本家を超えるのではないかと思えるくらいのマービン・ゲイとスティービー・ワンダーのカバー、ガット弦を信じられないくらいグルービーに扱うアール・クルーの技、グラント・グリーンのギターというものを再発見し、彼方に聴こえるトランペットやアナログ電子音などが新鮮に聴こえ、すべての曲にわたって重厚にゆれるベース音、トニー・レヴィンの演奏さえも聴くことができるわけだから、何度聴いても楽しい。




Donald Byrd - Love is so far away 1972 (Breaking my life mix) by breakingmylife
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2012年1月1日

2012/01/01 23:23
明けましておめでとうございます。

画像

今年もよろしくお願い申し上げます。

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平和の祈りを込めて

2011/12/29 17:25
最近、アーティスト、オノ・ヨーコが気になって仕方がない。

彼女を初めて知ったのは、やはりジョン・レノンという存在を介してだった。親しみやすいジョンの音楽に、ヨーコのエッセンスが加わると、途端にとっつきにくい音楽に変わってしまうという偏見を─・・・、はて?どうして持ってしまったのだろう、そんな記憶すらない。とにかく、ヨーコの“音楽”は無意識のうちに避けていたような気がする。
しかし、ヨーコはフルクサスにおいて重要な存在であり、アートにおいてはヴェネチア・ビエンナーレで生涯業績で表彰されるほどの巨匠。彼女の作品を、まずは音楽、ジョンというものを抜きにして眺めてみた、すると、素晴らしき作品群の吸引力でヨーコへの視野が広がった、というより見方が180度変わってしまったといってもいい。

Yoko Ono Artworks (Flickr)

今一度、オノ・ヨーコの音楽を再確認しようかと─。といっても、初めてジョンとヨーコが共演し物議を醸した「未完成」作品第1番~トゥー・ヴァージンズとか次の「未完成」作品第2番~ライフ・ウィズ・ザ・ライオンズWedding Albumなどには、なかなか手を出せないとひよりつつLive Peace in Torontoというものを聴いてみた。ジャケも気に入ったので─



カバー曲とオリジナルが入り混じったもので、演奏の技も巧み。ただ、前半のカバー曲部分を聴くだけだと、何か物足りなく感じる。メンバーがメンバーだけに過剰な期待をしてしまうのか、それとも、アートを鑑賞するがごとくブルース的な音楽を聴くと物足りなく感じるのか─。
後半2曲はヨーコオリジナルの大作。叫びと呻き唸り・・・非常にいい、が、音楽としては大衆には受け入れられないはずだ。ラストのJohn Johnは、マハリシ・マヘシ・ヨギの影響と思われるエスニックな響きが心地よく、クラプトンの絶妙なトーンコントロールなどで、音楽的にも楽しめるかな。

音楽を音楽として聴くとかアートとして聴くとか、なんじゃそりゃ、と我ながら思ってしまうのだが、自覚が薄かったとはいえ、ケージなどの現代音楽を聴く場合には明らかにアート鑑賞、他方、クラシック音楽やポピュラー音楽を聴く場合は音楽鑑賞と明らかに分けていた、と再確認、音楽も芸術と呼ばれるものなのだが・・・。
よし、これからは、とりあえずではあるけれど、音楽という固定された枠組みを壊そうとしているものと、音楽という確立されたものの中で創造されるものとしよう。
そうすると、過去にヨーコが作り出していた音楽は主に音楽という枠組みを壊そうとしていて、ここ最近の音楽は音楽という確立されたものの中で創造されているものが多いような気がする、と自分の中では分析された。めんどっち。
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Winter Songs

2011/12/22 00:45

ビートルズを知り、ビートルズを聴きだしたのは、既にビートルズが解散していて既にジョンが旅立ってからのこと。時代を遡り、彼らのことを文面や映像などで学ぶにつれて、オノ・ヨーコの影もちらついてくる。まるで彼女がひとつの時代に区切りをつけたかのごとく語られる、そして語られるままに捉えて、何も知らないままにただ彼女を毛嫌いし続けた─。

クリスマスが迫ってくると、ジョンとヨーコのハッピー・クリスマスが盛んに流れる。その曲を聴くたびに、ジョンへの憂いだけが頭をよぎる、そしてそこには共に歌っていたヨーコの姿はない。

 

John & Yoko, The Plastic Ono Band with the Harlem Community Choir - Happy Xmas (War Is Over) by Yoko Ono

 

年々、ハッピー・クリスマスを歌う2人の笑顔が明瞭になってくるような気がする。アーティスト、オノ・ヨーコのあらゆる作品を知るにつれて、むしろジョンよりもヨーコの姿が大きくなってくる。ジョン・レノンも惹かれていったオノ・ヨーコの作品の力は並大抵なものではない。

1971年にリリースされたハッピー・クリスマス、シングルレコードのB面にはYOKO ONO名義からなるListen,the Snow is Fallingが収録されていた。

 

Yoko Ono - Listen, the Snow is Falling by Yoko Ono

 

その吸引力に、さらに他の楽曲を貪る─

 

Yoko Ono - Winter Songs by Yoko Ono

 

オノ・ヨーコの存在がどんどん大きくなっていく─

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TDKオーケストラコンサート2011

2011/11/25 02:49

2011年11月24日(木)
サントリーホール 大ホール

指揮:サイモン・ラトル
マーラー: 交響曲第9番
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

開場18:30 開演19:00
S40,000
A35,000
B31,000
C26,000
D21,000
E16,000

 

 

アークヒルズもクリスマスムード

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オークションで強引に手に入れた公演

S席1階16列38番

4万プラスアルファー

必然的に気がはやる

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開場まで10分ある

開場前に着いた記憶がない

散策して時間をつぶす

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えらく長い10分間

甲高く鳴り響くオルゴールの音

開場の知らせ

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着席の第一印象、結構近い

ステージ向かって右側の位置

ちょうどコントラバス隊が賢明に練習

それが正面によく見える位置

 

拍手と同時に楽団の面々が入場。最後にコンサートマスター・樫本大進、拍手の音も最高潮、指揮者のラトルよりも大きいと感じたほど。

第1楽章が静かに鳴り出す。複雑に入り組んだ音がめまぐるしく展開、音の波に体が大きく揺さぶられる。30分にもわたる長大な演奏、披露は相当なものだろう、聴いているこちらまでなぜか大いなる疲れを感じてしまった。それにしても何という荒波を作り出すのか、この楽団は!

第2楽章、ようやく肩の力が抜ける。しかし、そう易々と楽をさせじと敢えて力を込めた演奏を展開。2011アジアツアー最終日、気合というかゲルマン魂を感じる。もっとも、コンマスは日本人で、指揮者はサーの称号を持った英国人であるけれど。

第3楽章でまたまた力む。音の絡み合いが頂点を極め、なんでこれほど複雑怪奇な演奏が一つにまとまっているのか不思議なくらい。ラトルの一挙手一投足に見事に音がついてく。まるで、ラトル自身が魔法を使って音を出しているかのようだ。第1、第2と一拍おいて次の楽章へと進んでいたが、この第3から第4へは続けざまに展開していく。この楽章こそが第4楽章の布石であると言わんばかり。

第4楽章、文句のつけようがないくらいに泣けた。このメロディーを聴くために長きにわたって修業してきたようなもの。第1楽章からの修業ではなく、第1番からの修業、もっと大げさに言えば、生まれてこのかた、この楽章で泣くために修業してきたと言ってもいいような─それほどまでに感動的な演奏。ともに耐えに耐え、疲れ切った波音に包まれながら、最後には死に絶えるように終演していく─そして残ったのは真っ白なサー・サイモン・ラトルであった。

なるほどベルリンフィルの指揮者のカリスマ性

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帰りは徒歩で余韻を楽しむ

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ハートブレイカー

2011/11/06 00:17

─脳科学者 茂木健一郎さん曰く、脳は嬉しいこと、喜びを感じると中脳というところからドーパミンが前頭葉にでて、その時やっていることを"もっとやりたい"と感じるそうです。
好きな音楽を聴くのも脳を喜ばせるのに有効とのこと。勉強やランニングなど、何かを継続させたい時に試してみてはいかがでしょう?─

そんなことが、ソニーのウォークマンの宣伝広告に載っていた。走るときは必ず音楽を聴いている自分にとって、なかなか説得力のある文句。音楽を聴くことで、どうしても肉体に向かってしまうその気持ちを、少しならず別の方向へと導いてくれる。

先日走っていたとき、ホワイトスネイクの♪Still Of The Nightが流れきた。リリースされた1986年当時、この曲はレッド・ツェッペリンの♪Black Dogに似ていることが盛んに取り沙汰されていた。

 


black dog

 



still of the night

 

冒頭部分がそっくりだ、ということだったが、あんまり似ていない…と個人的には思っていた。単に、ホワイトスネイクのボーカル:デービッド・カバーデイルがレッド・ツェッペリンのボーカル:ロバート・プラントに影響を受けているだけのことではないのか。


David Coverdale
whitesnake-reading-79_thumb[2]


Robert Plant
Robert-Plant_thumb[2]

 

似てる。

あれこれ思いが面白い方向に行くことによって、ランニングの疲労も一瞬忘れることができる。しかし、あまりに音楽に乗ってしまうと、動悸が激しくなってしまう。心肺を鍛え上げることはなかなか難しい。疲労の極地でハートブレイカーが聴こえてくれば、余計に疲労感が増すだけだ。

しかし、その時、長山洋子の♪博多山笠女節が流れてきたらどうだろう。疲労の上に爆笑で、やっぱりギブ必至か─


heartbreaker

 


博多山笠女節

 

自分の勤務する会社の社長から提供していただいたネタ。「ふたつを聴き比べてみて」とのことで、♪博多山笠女節の冒頭を聴いた瞬間すぐ、これは・・・著作権をクリアしてなければ、ひどい、というよりも非常にまずいのでは、という思いに。長山洋子のオフィシャルブログでも、ハートブレイク的な言及一切なし。作曲:黛ジュンのサイトを見ても、もちろん分からず。もはや、レッド・ツェッペリンなどマイナーになってしまったということなのか。数年前、エリカ様がライブを見に行ったとテレビのニュースにまでなっていたのに、楽曲が盗作されてニュースにならないのは理不尽だ!と思いつつ…まぁ世間の関心からして当然か──いずれにせよ、楽曲の使用許可を取っていないのであれば、必ず訴えられることでしょう。みんなで、ジミーとロバートとジョン・ポール、そしてジェイソン・ボーナムに教えてあげましょう。

http://www.ledzeppelin.com/

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Cyber Jungle @ VACANT

2011/11/04 21:54
2011.11.3 (Thu/Holiday)
at VACANT 渋谷区神宮前3-20-13
www.n0idea.com
open 16.30 / start 17.00 ¥2,500
Special Session Live:
Hisham Akira Bharoocha(Soft Circle/Boredoms-Boadrum/Pixeltan)
Butchy Fuego (Boredoms-Boadrum/M.I.A./Pit Er Pat/Nite Jewel/Rainbow Arabia)
Jeremy Hyman(Ponytail / Boredoms-Boadrum)
トンチ
DJ:
山本ムーグ(Buffalo Daughter)
蓮沼執太
VJ:
浮舌大輔(20tn!)
and more!!!!!!!!!!
主催:NO IDEA



*Profile

Hisham Akira Bharoocha (Soft Circle/Boredoms-Boadrum/Pixeltan)
1976 年東京生まれ。ニューヨークのブルックリン在住。音楽以外にもビジュアルアート、写真を中心にマルチクリエーターとして活躍中。エクスペリメンタル・ミュージックの最高峰、Black Diceの元メンバー。現在はSoft Circleという名で活動。2007年の7月7日にニューヨークで行われたボアダムスのパフォーマンス 「77BOADRUM」、2008年8月8日の「88BOADRUM」ではディレクターとして活躍。Soft Circleのニューアルバム「Shore Obsessed」がNo AgeのメンバーDean SpuntのレーベルPPMから昨年リリース。
hishamb.net
www.phosprojects.com



Butchy Fuego (Boredoms-Boadrum/M.I.A./Pit Er Pat/Nite Jewel/Rainbow Arabia)
Boredoms, Sea and Cake, Tortoise等のリリースで知られる米Thrill Jockyの秘蔵っ子バンド、Pit Er Patを 率いるドラマー/マルチ楽器奏者にして、サウンド・クリエイター。Pit Er Pat 最新作 『High Time』で聴かせる幽玄的なサウンド・スケープはButchy自身の録音によるもの。自身作品の他、Pit Er Pat, Red Krayola, These Are Powers, Hecuba, Rainbow Arabia, Soft Circle他、数多くのレコーディングをも手がける鬼才である。
www.myspace.com/butchyfuego



Jeremy Hyman(Ponytail / Boredoms-Boadrum)
www.myspace.com/ponytailtunes



トンチ
スティールパン奏者 唄うたいその他もろもろもろ。 作詞作曲 即興演奏セッションや叩き語り。OOIOOや朝崎郁恵さん、Him他。レコーディングの手伝いや、UAのサポート、などなど。2008年 発音源 すもぐりを リリース。ディスクユニオンやマイスペースで直接うちからも買えますぞ。
http://www.myspace.com/tonchii

山本ムーグ(Buffalo Daughter)
新型ロックバンド、Buffalo Daughter(バッファロー・ドーター)ではターンテーブル、口サンプラー、Vo.その他を担当。他、ソロでのDJやユニットでのギタープレイなどをする。音楽とグラフィックの交差する領域で活動し、CDジャケット、DVD、Tシャツなどのデザインも手掛けている。
www.buffalodaughter.com



蓮沼執太
1983年、東京都生まれ。HEADZをベースに音楽アルバムを多数発表。代表作に『POP OOGA』(2008) など。現在、東京藝術大学大学院映像研究科研究生。
www.shutahasunuma.com



浮舌大輔(うきした・だいすけ)
グラフィックデザイナー・作曲家
1981年静岡県生まれ。ど雑食メディアレーベル、『20TN!』(ニジュッテン)主宰。
2010年3月、20TN!と手裏釼プロデュースによるultimate space / cafe / office 『FORESTLIMIT』を渋谷区幡ヶ谷にオープン。2010年9月bccks(天然文庫)第三弾より『パーツウープリー』発売。
http://kimimo.web.fc2.com
http://forestlimit.com

 

 

 

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Frisell plays Lennon

2011/10/25 21:34

All We Are Saying

Bill Frisell(g), Jenny Scheinman(violin), Tony Scherr(b), Greg Leisz(g), Kenny Wollesen(ds)
Savoy Jazz 2011/9/27


1. Across the Universe
2. Revolution
3. Nowhere Man
4. Imagine
5. Please Please Me
6. You've Got to Hide Your Love Away
7. Hold On
8. In My Life
9. Come Together
10. Julia
11. Woman
12. # 9 Dream
13. Love
14. Beautiful Boy
15. Mother
16. Give Peace a Chance




ジョン・レノンとビル・フリゼールをシンクロさせるドローイングを見た瞬間に聴かずにはいられない衝動にかられる。あくまで原曲に忠実な再構成、しかしながら、原曲にとらわれすぎることなく、バイオリンを含めたクインテットの魅力を存分に堪能。SIGN OF LIFEでも素晴らしいハーモニーを響かせていた、Jenny Scheinmanとビル・フリゼールによるバイオリンとギターの何とも絶妙なコラボレーションが非常に心地よい。バイオリンとギターのみで演奏される13.LOVEなどはその最たるもの。そこから14.Beautiful Boyへとつながっていくその流れ─感動です。

よく練られているひとつひとつを聴けば聴くほどはまっていく─

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evening song (esti dal) 夕ぐれの祈り

2011/10/20 00:53

きょうは寒かった─

 

タカ・イシイ・ギャラリーのHPに『Daido Moriyama "Photobook ACCIDENT installation" 森山 大道 写真集「ACCIDENT」 インスタレーション展』という記載を目撃。タカ・イシイ・ギャラリーへのアクセスを調べると、近くのバス停から一本で行ける。ということで早速出掛けてみた。

 

それにしても、ホント、寒かった。

 

清澄庭園を通り抜けてゆくその道程とともに、大きなる期待。

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この木は何という木だったか・・・

ウォークマンから聴こえてくるのはコダーイのevening song

寒さゆえ敬虔な気持ちで庭園・公園を通り抜ける。

 

マップを見るとギャラリーは倉庫の5階ということ。確かに倉庫がある。しかし、なかなか入り口を見つけることができず、周辺をぐるりと一周、どうやらここだと思う場所は、裏口っぽくて、入っていくにはなかなか勇気がいるような所。奥まった所に看板を発見して、ようやく場所を確信─

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どうやって5階へ行くのか?

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貨物用のエレベーターで5階へと誘導される。ようやく到着したその場所には、森山大道の写真などなくて、見知らぬ写真がプロジェクター淡々と映し出されているだけ。完全に違う・・・

どうやら森山大道はタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム(六本木)での展示だったらしい。清澄白川から六本木はすぐ。行くべきか否か─

その前に、150円で清澄庭園を散策

 

寒い!

evening song を聴きながら敬虔に歩く─

 

清澄公園

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清澄庭園150円也

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飼いならされた鯉と亀の強欲さには驚きつつも、なぜか愛らしく感じてしまう。ただ、数匹単位で餌を求めてくるのはまだいいとしても、十数匹ともなってくるとさすがに恐怖だ。

 

寒さで何度も公衆トイレに駆け込んだので、早く散策を切り上げ、暖ある電車に乗り込み六本木へと向かう。

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半ば新作写真集販売目的の非常に小さな展示ではあったけれども、写真のインパクトは物凄いもの。これを誰かに丁寧にセールスされたら、もしかしたら購入したかもしれない(べらぼうに値が張るものでなければの話だが─)。しかし、決してブルジョワには見られることはなかったであろう自分は、全くの野放し。庶民はこれを肥やしに街を撮りまくるしかないのかな。

ギャラリーの近くには○○ブックセンターが必然的に存在し、自分もみごとに呑み込まれる。そして、安価な写真集やら文庫・新書などを購入。してやられたわけだが、何かこちらも多少得した気分になる。なかなか上手くできているものだ。

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On the turning away

2011/10/19 12:15

当時流れていたPVがあまりにかっこよくて、人生の教訓的に何度も何度も聴き続けているのだが、いまだに顔を背けているような自分が存在する。

"On The Turning Away"
On the turning away
From the pale and downtrodden
And the words they say
Which we won't understand
"Don't accept that what's happening
Is just a case of others' suffering
Or you'll find that you're joining in
The turning away"
It's a sin that somehow
Light is changing to shadow
And casting it's shroud
Over all we have known
Unaware how the ranks have grown
Driven on by a heart of stone
We could find that we're all alone
In the dream of the proud
On the wings of the night
As the daytime is stirring
Where the speechless unite
In a silent accord
Using words you will find are strange
And mesmerised as they light the flame
Feel the new wind of change
On the wings of the night
No more turning away
From the weak and the weary
No more turning away
From the coldness inside
Just a world that we all must share
It's not enough just to stand and stare
Is it only a dream that there'll be
No more turning away?

 


顔を背けて
見えぬフリをしてる
虐げられた人々を
この痛みの理由を
今こそ見つけるんだ
それとも見えぬフリして
生きていくのか?

影が生まれて
光を隠し
僕らを見えなくさせてく
荒れてゆく世の中に
気づかないまま生きる
誇りなくしたままに
孤独の中で

夜の翼で
声を伝えよう
沈黙の人をつないで
聴きなれない言葉に
君の心は動き
変革の風を知る
夜の翼で

顔を背けず
現実を見つめよう
凍えた心解き放ち
この地球を分け合い
みんな生きているんだ
夢に過ぎないのか
みんなが気づくって・・・

和訳:プログレッシブロックを日本語で歌う会事務局より

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WALKMAN NW-A867

2011/10/14 15:01

某大手家電量販店で新ウォークマンをネット予約、発売日当日に自宅に届くということ。ということで、公式発売日から一日早く発売されたその日にNW-A867が手元に届いた。新品をネットで注文しておくのも悪くはない、いや非常にいいかも。

届いて早速データの転送を開始するものの、すべて移し終わるまで丸一日を要してしまう。しかも途中エラーの連続。まぁ、130ギガ分を強引に64ギガの箱に詰め込もうとするわけだから、無理が出るのは仕方ないかな。

さて、無理にでも納めてしまえば、あとはS-MASTER MXがなんとかしてくれる。

期待通りの音質にかなり満足。前モデルよりも音が非常にクリアに聴こえる、気がする。実際、音楽設定に特段の変化はないのだが─。

Bluetooth搭載ということで、Sシリーズには標準で付随されるノイズキャンセリング機能搭載Bluetoothヘッドホンも購入してみる。なかなかイカしたデザインだし、線がないほうが使い勝手もいいだろうに、何故Aシリーズには付かなかったのかと、多少の不満があった。実際にBluetoothを利用して音を聴いてみる。不思議と音がこもって聴こえる。なるほど、上位機種はあくまで音を追求したのだと納得。

ウオークしながらウォークマンを聴くという、ごくごく自然な行為こそが最高。ということで、ウォークマンを聴くことが目的の彷徨へ─。こういうときには、Xアプリが勝手に作ってくれる『おまかせチャンネル』なるものが有り難く思える。ちょうど昼時の散策ということで、「昼におすすめ」チャンネルを選択─

Jasper/木村カエラ

Method To Your Madness/Metal Church

想像だにしていなかった選曲。こんなの入れていたのも忘れていた。J-POP、メタル、ジャズ、クラシック、ロック・・・目まぐるしく移り変わるその音楽ひとつひとつが愛おしい。

散歩の帰り、近くのスーパーでウォークマンを目にする。それは2004年発売のもの。決して中古販売などではなくて、普通に一般商品として展示されている。旧モデルを堂々と売っているその真意は測りかねるが、ソフト同様ハードも大事にしなければとなと思う。しかしながら─、12月に発売されるZシリーズに思いを馳せずにはいられないどうしようもない性。 icon

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それより、だれかー、この子らをなんとかしてー(>_<)

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ひととのつながり

2011/09/29 10:51

 

どんなに好きでも最後は別れるんです。どちらかが先に死にます。人に逢うということは必ず別れるということです。別れるために逢うんです。だから逢った人が大切なのです。

 

瀬戸内寂聴さんのお言葉。決して斬新なことではないし、似たようなことはこれまでに聴いてきたはずであるのに、何度も何度も心に響いてくる。それは、いかに自分が人との関わりを粗末にしているかということ。とはいえ、“別れるために逢う”なんていう気持ちには、なかなかなれるものではない。それも自分の修行が足りないだけなのかも・・・

ビートルズのハロー・グッドバイ

英語が堪能でなくとも、その意味は何となく分かる。なんで君はサヨナラといって自分はコンニチハというのか─、聴いた当初は単にシニカルな意図しか感じ得なかったものだが、あらゆるフィルターを通して聴くに至ると、もしかしたら“別れるために逢う”ことを歌ったものなのかと思ってしまう。

 

ある雑誌で、オノ・ヨーコが次のように語っていた。

─今、私たちが何をすべきかといったら、滅びてしまうか、そうでなければ、生きて「希望の路」を歩くのか、どちらかでしょう。結局、それは生と死の境目だと思います。「生」を共有し、ともに生きていくためには、「希望の路を」歩くしかないのです。─

(※美術手帳2011.09/第8回広島賞受賞記念 オノ・ヨーコ展「希望の路」についてのインタビュー抜粋)

悲劇的な別れを経験してきた重みを感じる。この重みを共有しながら、ウォークマンで♪ハロー・グッドバイを聴きつつ、そして「希望の路」をひたすらランニング─。結局、ひたすらランニングするということは、ひととのつながりを無視した行為なのか・・・

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Earth Mountain by Wolfgang Muthspiel 4tet

2011/09/14 03:26

 

Earth Mountain

(Material Records, 2008)

Wolfgang Muthspiel(G)
Jean-Paul Brodbeck(P,Syn)
Matthias Pichler(B)
Andreas Pichler(Ds)

October 15-18,2007,Austria

 

ギターのウォルフガング・ムースピール以外、他のメンバーをほとんど知らないカルテットではあるけれども、ギターのみならず、トータルとしてのサウンドが素晴らしいと、昨日一昨日、バスの中で本を読みながら聴いていて、その良さを再発見したアルバム。

ディストーションからクリアトーン、アコースティックな音まで、あらゆるギター音を巧みに他の楽器の音に絡ませながら展開する、あくまでギターが主役の構成、しかしながら、聴こえてくるのはカルテット、たとえそれがギターソロであってもだ。

ムースピールが奏でる音、トーンというのは非常に気持ちがよいもの。音が重厚でしかも温かみを感じる。高音域でさえも分厚く感じる。それが故、イヤフォンで直に音を感じ取ると、体に充満している水分がすべて震えるような感覚となり、非常に心地よい気持ちで、読書も進む。

ただ、あまりのメロディーの良さで、読むことよりも聴くことに集中してしまうことが難点。自分の場合、5曲目の♪Sistahが鳴り出すと、完全に視覚を無視して聴覚に集中、その曲が鳴り止むまで焦点が合わない視線のまま、ただ書物を手にしているだけだった。

ながらで聴くものではないな、これは、と思い至り、スピーカーから改めてこのアルバムを聴いてみる。ウォークマンで聴いていたほどでもない。当然、雑音をシャットダウンしなければならない、そしてまた、読書という要素も重要なのか…、そう思ったのは、なかなか集中できない気持ちから。

自分は本に集中するためにイヤフォンをしているのではなく、音楽を聴くために本を手にしているのかもしれないという、新たな発見。

様々な感覚を与えてもらった。





Earth Mountain
Material Records

ユーザレビュー:

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真夏のコバケンスペシャル YOMIKYO SUMMER FESTIVAL 2011

2011/08/25 03:58

2011年8月24日(水)19時開演

サントリーホール

指揮:小林研一郎(読響特別客演指揮者)

ピアノ:金子三勇士

演奏:読売日本交響楽団

《リスト生誕200年記念》

リスト/交響詩「前奏曲」

リスト/ピアノ協奏曲第1番

《マーラー・イヤー・プログラム》

マーラー/交響曲第1番「巨人」

 

A席、2階、LD3列8番席。やや右斜め下にステージを眺める位置。演奏者すべてを見渡すことができる。

ほぼ定刻通り、使い古されたタクトが振り上げられた。

まったくの「巨人」目的であったため、待ち構えていた耳には予想外のメロディーが。後からそれはリストの作曲によるもの知る。しかもかなり有名だということで、ウィキペディアなどを引いてみると、ナチスがイベントなどで盛んに流した曲だとか。正負の背景など気にすることなく、その美しく堂々たるメロディーには感服。むしろ背景など知らずにこのような素晴らしい音楽を堪能できたことが幸運だったという思い。演奏も完璧。

前奏曲が終わると、ピアノが設えられた。やはり「巨人」目的であった自分には、意表を突かれたそのピアノ。見慣れない男性ピアニスト登場。奏でられ始めたその音色から、リスト的な響きを感じ取ることはできたものの、やはりそれがピアノなに協奏曲であるのか知り得なかった。

後にそのピアニストは金子三勇士(みゆじ)、日本人の父とハンガリー人の母をもつ21歳の期待の新鋭だと知るに至る。そして、その曲はリストのピアノ協奏曲第1番、つまりは、リスト生誕200年とマーラー没後100年を意識したプログラムであった。

ピアノの音はあまりにも美しく華麗すぎて、強烈な眠気に襲われる。気がつけば強烈なカーテンコールで満員の会場が揺れていた。半ば意味がわからないまま、流れに身をまかせつつ、心地よさに大いに感謝しながら、カーテンコールに参加。若手の有望株の今後に期待しよう。

ここで15分の休憩。

「巨人」目的であった自分、いよいよ期待通りのメロディー。静寂から始まるその第1楽章は演奏も鑑賞もかなりの難易度。これは恐らく、指揮者マーラーが演奏者の技量と聴衆の耳を確認するために作曲したに違いない、そういう思いで聴いていた。初演は芳しいものではなかったというこの「巨人」、自分のような凡人にとってこのメロディーを捉えるためには、数度聴かねば無理だと実感。いまでこそ存分に堪能し得る1・2楽章だが、その当時の初演に聴いたのであれば、やはり、難解という思いだけであっただろう。

3楽章の「グー・チョキ・パーで、グー・チョキ・パーで、なにつくろう、なにつくろう・・・」のメロディーで、ようやくあらゆる思考が消え去り、純粋に音楽そのものを聴くに至る。全体的にゆったり目のこの「巨人」においては、まさにこの3楽章がはまり箇所だったような気がした。

そしてやはりこの第4楽章は非常に気持ちがいいものだと確認した。どんなに小難しい前置きがあっても、やはりここを聴けば、素晴らしきかなこの巨人、となってしまう。若干スロー過ぎはしないかという不満もあったが、そんなものを吹き飛ばすくらいの大エンディング。70を超えたとは思えない若々しいその指揮ぶりをみると、やはり炎のコバケン。福島県出身だからというわけでもなく、ただただその演奏と指揮ぶりに拍手喝采、否やはり福島県人という意味からも拍手喝采、演奏の終盤は熱い想い指揮台からを福島に放っていたはずと勝手に解釈しながら、あらゆる所を熱くさせながら拍手喝采。

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ルツェルン・フェスティバル・チャリティ公演ライブビューイング

2011/08/11 18:23

 

ルツェルン・フェスティバル・チャリティ公演

国内ライブビューイング・イベント

ARK NOVA

−A Tribute to Higashi Nihonー

〜東日本への贈りもの〜

 

 

2011年8月9日(火)19:00

会場:東京国際フォーラム ホールA

同日 現地時間12:00

会場:KKL コンサート・ホール

(スイス・ルツェルン)

- Program -

■ARK NOVAについて

Michael Haeliger

(ルツェルン・フェスティバル芸術総監督)

梶本眞秀

(KAJIMOTO 代表取締役社長)

■スピーチ

近藤誠一

(日本・文化庁長官)

小松一郎

(在スイス日本国特命全権大使)

Urs W.Studer

(スイス・ルツェルン市長)

■ARK NOVA ホールについて

磯崎 新(建築家)

■クラウディオ・アバド指揮

ルツェルン祝祭管弦楽団の演奏 

マーラー「交響曲第10番」からアダージョ

ARK NOVA ?A Tribute to Higashi Nihon-

〜東日本への贈りもの〜 プロジェクト・チーム

建築 磯崎 新
シェル・デザイン アニッシュ・カプーア
音響コンサルタント 豊田泰久(永田音響設計)
舞台コンサルタント デビッド・ステーブルズ
(シアター・プロジェクト)
監督 ルツェルン・フェスティバル
KAJIMOTO
磯崎 新アトリエ

クラウディオ・アバド指揮による、ルツェルン祝祭管弦楽団演奏のマーラーを聴くことが出来る魅力から、無料ライブビューイングに応募、運良く当選し、思いがけないスクリーンコンサートを鑑賞。

イベントの実際のところは、あくまでメインはARK NOVAプロジェクトの説明であり、アバドのマーラーはおまけ。音楽を一番に来ている自分にとっては、前置きのようになものが非常に長く感じられたものの、移動式テント(500〜700席予定)のプレゼンテーションなどには大いに興味を持った。

アニッシュ・カプーアのデザイン、磯崎新の設計というそのコラボレーションは、非常に斬新で独創的なもの。そもそも、その奇抜なデザインや設計以前に、移動式テントでオーケストラが巡回するという構想自体が斬新なのもではあるのだが─。

ARK NOVA

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この中でオーケストラが鳴るとなると、巨大インスタレーションといった感。音楽のみならず、視覚から触覚までをも刺激する、大総合芸術となるはず。

演者などはまだ白紙の状態らしいが、ルツェルン、KAJIMOTOという名を見る限り、期待大。ただ音響が一番の懸念材料。素晴らしい演奏、素晴らしいデザインであっても、音響が悪ければすべてが素晴らしくないものになる。イベントの最後を飾った、マーラーを聴きながら、強くそう思った。

ライブビューイングというものは、やはり生の演奏とは比べものにならないほどに劣るというは言わずもがな。一流の演奏を目にし、聴きながら、そう感じてしまうのは贅沢極まりないことではあるが、スピーカーから聴こえてくる薄い音のために眠気との格闘の連続、メディアが発達した現代においては家で映像鑑賞していたほうがまだましかなとも思ってしまう。ルツェルンの音はルツェルンで聴けということか。

2012年春に始まる予定のARK NOVAでは、素晴らしい東日本の音を期待しよう。

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QUATTRO渋谷のマーク・リーボウ

2011/08/05 03:14

最高のライブを目撃した。

 

Tom's Cabin 新・聴かずに死ねるか!シリーズ
Marc Ribot Y Los Cubanos Postizos
<マーク・リーボウと偽キューバ人たち> /
GUEST: SAKEROCK

公演日 2011/08/04(木)
会場名 渋谷CLUB QUATTRO
開場 / 開演 19:00 / 20:00
前売り / 当日 \6,500 / \7,000
ドリンク D別

<来日メンバー>
Marc Ribot - guitar, vo
Anthony Coleman - keys
Brad Jones -bass
EJ Rodriguez - Percussion
Horacio "El Negro" Hernandez - drums

 

想像以上の観衆。立ち見も含めて、まさにぎゅうぎゅうと言うにふさわしいくらいの人。ドリンクを注文するのも嫌になるくらいの行列。あの状態で当日券を売ろうとしていたことすら信じられない。目の前の邪魔なデカイ柱と人が横で飲むビールを不快に見つめながら、サケロックとかいうバンドの演奏を聴く。

SAKEROCKという日本のバンドを初めて知った。トロンボーンをリードにしたカルテット的バンド。スカの香りもした。なかなか良い演奏だと思いつつも、初めて目にするバンドでありながら、目の前の柱のせいで、ベースとトロンボーンの姿しか目にすることができず、無念。

複雑な思いで聴き見していた前座は、時間的にも程よく終了。いよいよ偽キューバ人らの登場。

ベースのブラッド・ジョーンズは父親が危篤とかで来日せず、代わりのベースは・・・、長い名前で記憶することかなわず、とにかく、マーク・リボーが柱の陰に隠れず、まさに目の前、椅子に座りながらギターを弾きだしたことに胸をなでおろす。

出だしからマークのギターが凄まじい音を鳴らす。超テキトーに聴こえつつも、オルガンと見事にユニゾンするわ、決めの箇所では全員がビタっと揃うわで、マジックというのか、これぞ芸術的とでもいうのか、見事な演奏。マークの奏でるフレーズも、独創的で、それでいてものすごく聴き心地がよいために、自然と観衆がうねりだす。

間断なく続く物凄い演奏に、ぎゅうぎゅうでありながらもそこらで踊りだす輩も─、踊らずとも誰しもが皆、同じ気持ちだったことは間違いない。それほど彼らの演奏を会場中が堪能したはず。この演奏ならば、この会場の人の数も納得。それにしても、この演奏は想像以上だった。アルバムでは味わうことができない激しさと同時に、アルバムと同じ音源も披露するその技量の高さ、まさに究めたアーティストであった。

次も必ず行くべしと記録して、終。

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ベルリン・フィル来日するということで・・・

2011/07/21 03:49

11月22日、23日、24日の3日間、サイモン・ラトル指揮のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が来日公演をする。マーラー没後100年ということで、マーラー交響曲第9番を演目の一つとして選んでいる。その選択に大いに惹かれて、かなり値の張るチケットでも行く価値ありと、手に入れるべく先行抽選販売などに応募して努力してみたものの、落選、そして一般販売においても、その一瞬の完売劇に敢え無く撃沈。今後は、頭にくるオークションでも眺めることになるだろう。

ベルリン・フィルは3月にいち早く東日本大震災のための追悼コンサートを行っていたはず。この来日も追悼色を帯びることは間違いないだろう。しかし、いくらベルリンや東京など離れた場所で追悼追悼と銘打っても仕方あるまい、と不謹慎な思いが日に日に増してくる。福島原発や三陸海岸でという暴挙などはさすがに思わないまでも、せめて東北の地においてチャリティー何某を開催しろと思うのは至極当然のことだと思うのだが─。

数日前のニュースで、岩手・宮城・福島3県のホール93カ所のうち、4割に当たる39カ所が震災の影響で再開できていないという記事を目にした。実行する場もないのである。専用ホールがなくてもどうにかして強行する価値はあると思うのだが─。

クラシック音楽のマネジメント会社カジモトがスイスのルツェルン・フェスティバルと協力して、「ARK NOVA − A Tribute to Higashi Nihon 〜東日本への贈りもの〜」と題した、被災地における文化復興支援プロジェクトを立ち上げた。カジモトによると、移動式テントをホールとして活用しながら国内外のアーティストの生演奏を提供していくという。原発事故さえなかったら、こういった流れはもっと早くもっと盛んに行われていたことだろう。そう思いながら、果たして本当に国内の原発を全廃していいものだろうかと思う矛盾した自分がいる。今のこの現状を目の当たりにしても、完全に原子力発電というものを否定できない愚かしさ。

11月となると、工程表のステップ2も終わりに近づいているころか。キャンセルが相次いだあのころのようなことが二度とないよう、ただただ祈るばかり。ベルリン・フィルが少しでも安心して来日できるように願いつつ、頭に血を登らせながら、ニュースとオークションとに目を光らせてみますかな。

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WHAT’S IT ALL ABOUT & SILENT MOVIES

2011/07/02 00:56

今年のフジロックにマーク・リボーが参加するという記事を目にした、しかも、“偽キューバ人”を引き連れて。まったく興味を持てなかったこのイベントに、少しだけ惹かれた、ほんの少しだけ。それで、苗場まで行くかどうかはまた別問題、しかも、フジロック後、マーク・リボーと偽キューバ人たちのツアーが設定しているという朗報とともに、自分の頭の中から灼熱の苗場は消えた。

それにしても、このユニットがアルバムを出したのは10年以上の前のことだが、何故に今頃になって来日するのか。所謂ガンバレニッポン的なことなのか、それとも怖いもの見たさ的なことなのかどうかは知らないが、何にせよ、よくぞ皆で来てくれたという思いだけ。

 
キューバとの絆〜アルセニオ・ロドリゲスに捧ぐ
 
!ムイ・ディベルティード! (めっちゃ愉快!)

この小さな驚きは、思いのほか大きいものだったのか、某大手レコード店では、“当店限定”と銘打って上の2枚をSHMーCDとして再発、とりあえず、最初の1枚だけを買う。それにしても、なぜまた買わなければならないのかと思うものも、さて、何度目だろうか・・・。期待以上にギターの音が洗練されている印象、買う価値はあったのか─。そう思ってしまうのだから何度でも同じことを繰り返すのであろう。なにはともあれ、これで8月の生演奏への期待も高まった。

フジロックに出るとはいえ、マーク・リボーのCDを即手にするとなると、それなりに大きな販売店へと足を運ばなくてはならない。そして目的のものを発見するまでには、ちょっとした時間を費やすわけで、その合間合間に目にする・手にする・耳にするあらゆる魔物に引き込まれ、ついつい計画的にという言葉や思想を失ってしまい、最悪の場合、目標物を捉える前にこちらの懐が撃沈されてしまうという事態に貶められる。過去、どれだけ撃沈され、その後、フランスパンを噛み締めながらネスカフェで飢えを凌いだことか─。

今回はSHM−CDがこれ見よがしに陳列されていたために、それほど幻惑されずに目的に至ることができたのだが、それでもプラス2枚、付随してきてしまった。無念・・・

さて、この付随的に購入した2枚が今回の記録のメインとなるもの。

1つは、マーク・リボーのソロで、リリースされた中でもっとも最近のもの。彼の最新の録音が聴きたいという理由から選んだのではなく、そのタイトルとジャケットに思わず惹かれてしまった。

Silent Movies

サイレントムービーから流れてくる音楽というものをイメージして、マーク・リボーが書き溜めていたものらしい。中には、実際に映画のために作曲されたもの(メキシコ出身の監督Natalia Almadaが制作したドキュメンタリー映画のための音楽)も含まれているというが、どれがそれに当たるのか知り得ない。

ジャケットは、チャップリンの「キッド」をイメージしたものらしいが、自分にはバスター・キートンのように見えて仕方がない。バスター・キートンの映画における音楽となると、ビル・フリゼールのMusic For The Films Of Buster Keatonを思い浮かべてしまうのだが、映像に忠実に音づけするビル・フリゼールの手法とは全く異なって、マーク・リボーの場合はあくまで古い映像に似つかわしいメロディーを追い求めた結果である。

ギター1本だけで奏でられ続けるこのアルバムは、実にもの悲しい、しかし、自由かつ決してある範囲を越えることのないその不思議なメロディーは、恐らく飽きることがないだろう。これはあくまで個人的な意見、もしかしたら苦痛に感じる人もいるのでは。

もう1つは、パット・メセニーの新作、しかもオールカバーで─、もしかしてあのハービーのニュースタンダードにあやかったものなのかと、かなり期待のもの。

What's It All About

ピカソギターの響きから始まるサウンド・オブ・サイレンスなど、超有名な楽曲ばかり、数種のギターを駆使してはいるものの、あくまでギターソロを貫き通した、これもまた静かな1枚。

一度聴いただけで何となくわかったのは、あくまでこれはカバーアルバムで、ニュースタンダードではないということ。あのメセニーの超絶技巧は敢えて潜めて、淡々とオリジナルのメロディーを尊重しているといった演奏。確かなメロディー、決して乱れることがないだろうという安心感。これはもう、間違いない響きで、まさに動かざること山の如し。それ故、まったくもってつまらないものに思えてくるのは自分だけか。メセニーが何故にこのようなレコーディングをリリースしたかったのか、まったく理解できなかった。これはまさにイージーリスニングと呼ばれる音楽に違いない。イージーリスニングというものを楽しむことができるリスナーにとって、これほど素晴らしいアルバムはないのではと思うのだが、そういった類の音楽になじめない自分にとって、これは一度きりのアルバムになるのかなという予感。

たまたま魅惑された2枚のアルバムが、好対照のギターアルバムであったことは幸運なことかもしれない。マーク・リボーを繰り返し聴いて、不快な音が気になり出したら、もう一度このメセニーのカバーアルバムを聴き返してみると、もしかしたら自分の気持ちも変わるかもしれない。

それよりも、マーク・リボーの如く、この只中において来日することこそが、多くの気持ちを変えるものだと思うのだが・・・

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ダニエル・ハーディング指揮マーラー・チェンバー・オーケストラ

2011/06/29 01:19

2011年6月7日(火)19:00開演

Bunkamura オーチャードホール

マーラー:「花の章」

Gustav MAHLER : “Blumine”

マーラー:歌曲集「子供の不思議な角笛」より

“むだな骨折り” “この世の世界” “ラインの伝説”

“美しいトランペットが鳴り響く所”

“だれがこの歌を作ったのだろう”

Gustav MAHLER:Selection from “Des Knaben Wunderhorn”

(Verlorne Muh’ / Das irdische Leben / Rheinlegendchen / Wo die shonen Trompeten blasen / Wer hat dies Liedlein erdacht?)

マーラー:交響曲第4番 ト長調

Gustav MAHLER : Symphony No.4 in G major

ソプラノ:モイツァ・エルトマン

Soprano : Mojca Erdmann

 

 

鑑賞から二十日以上が過ぎて、そろそろ記録しなければその記憶や印象がなくなってしまう。とはいえ、かなり忘れている部分があるのは否めない。

何故に記録をこれほどまでに放っておいたのか─。ただでさえ硬くなってしまっている鉄、それをとろけさせるのは、なかなか難しい。

歌曲から始まったその演奏、モイツァ・エルトマンの美しさに期待は高まるものの、声量が低いような印象。特に低音部があまりに聴こえづらい。徐々に、声量が高まってきたのか、それとも耳が慣れてきたのか、少しずつ音楽に集中できるようになってきた。オーケストラの繊細な演奏がひときわ際立つ。

歌曲の後、休憩時間を挟み、交響曲。

軽やかに、さらりと、あっさり終わってしまった印象。まとまりのない演奏から始まったように感じたものの、後半にはそれも演出であったのかという思いに至る。

マーラーという名を配したオーケストラであるだけに、皆が皆、楽々演奏している。あまりに卓越した演奏であるがために、それが一層さらりとした印象を掻き立てる。それが良いか悪いか非常に微妙な判断ではあるけれども、4番にこそ合っているような印象。しかし、この演奏が2番、3番に合うとは言えず。今回4番に敢えてあのような演奏をして、他の大作などには違った業を出し得るのかどうか知る由がないのだが、感心させられたのは事実。とはいえ、感動も薄かったのも事実。それは演奏の故というよりも、演目自体に原因ありか─。

もう少し楽な気持で演奏に臨めばよかったと、多少後悔しながら、拍手喝采。

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Richter 858

2011/06/02 11:24

ビル・フリゼールの新作「SIGN OF LIFE」から得られた情報から、2005年にリリースされた「Richter 858」は弦楽四重奏だったということを再認識させられた。

Richter 858  
1. 858-1 - 7:58
2. 858-2 - 3:15
3. 858-3 - 4:13
4. 858-4 - 9:00
5. 858-5 - 4:34
6. 858-6 - 6:40
7. 858-7 - 6:34
8. 858-8 - 4:56
Bill Frisell (Guitar)
Jenny Scheinman (Violin)
Eyvind Kang (Viola)
Hank Roberts
(Cello)
All compositions by
Bill Frisell

リリースされた当初は、ゲルハルト・リヒターの抽象画とビル・フリゼールの音楽との融合ということばかりが気になって、音楽そのものに対する興味が希薄であったような気がする。そこで改めて音楽だけに集中して鑑賞してみる。

楽曲のタイトルも“無題”に等しいのと同様に、音程そのものも“無調”といえる内容。冒頭などは“雑音”といえるような音から始まるわけで、なかなか手強いという印象を受けてしまう。ただ、作曲したビル・フリゼールの思惑なのか、その破滅的な音群が徐々に形をなしていき、終盤の楽曲においては何らかの規則性を持った音楽を体感するに至る。もっとも、最終8曲目は初めのころの楽曲と比べて明確な形をなしているとはいえ、その響きは“無調”であるといえるもの。

やはりここにある1から8は、抽象画があってこその響きであることが分かった。だからといって、音が鳴るたびにそれに当てはまるべき絵画をいちいち確認していたのでは煩わしい。かといって、音だけ聴いていたのでは、その音が煩わしくなってくるだけ。せめて、音とともに元となる抽象画を想像することができれば、音楽そのものを殺すこともあるまい。

 

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858-3

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858-4

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858-5

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858-6

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858-7

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858-8

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参考:The Times Quotidian

 

 

 

 

858 Quartet

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  Hank Roberts
(Cello)
Jenny Scheinman
(Violin)
Bill Frisell
(Guitar)
Eyvind Kang
(Viola)
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